コップ半分で1日に必要なビタミンが摂取できることから、
「飲む点滴」とも言われている「甘酒」



甘酒には、酒粕でつくる甘酒米麹でつくる甘酒 の 2 種類がありますが、
飲む点滴と言われるのは、米麹で作られた甘酒のこと!!

お米を発酵させた米麹を使った甘酒は、でんぷんが分解されたブドウ糖のおかげで、自然な甘さを生み出してくれるのです。
なので、砂糖を入れなくても十分に甘くて、とっても美味しい甘酒ができるんですよ。

また、アルコール成分を含まないので、妊娠中や赤ちゃんも安心して飲めるのも嬉しいところですね^^

この記事では、炊飯器を使って、美味しい米麹の甘酒を作る方法をまとめました。

米麹にお米+水を混ぜて作る方法もありますが、今回は、米麹+水のみで作ります。

甘酒本来の甘さをグッとひきだすので、そのまま温めて飲んでもヨシ!
ちょっと濃いかな?と思ったら、熱湯で薄めて飲んでも美味しいです。

どちらも、夜仕込めば、翌朝から甘酒ライフが楽しめますよ♪

 


米麹を使った甘酒の作り方 ~ 炊飯器を使えば簡単&楽ちん!

手作り甘酒に必要な材料

【出来上がり 約400ml】
  • 米麹 200g (生麹、または乾燥麹。どちらでも。)
  • お湯(55~60℃) 200ml
  • 炊飯器
  • ふきん
  • 温度計



手作り甘酒の作り方

  1. まず炊飯器を保温モードにして、温めておきます


  2. 米麹を手でよくほぐしてから、炊飯器の釜に入れます


  3. 55~60℃のお湯を入れてよく混ぜます


  4. 麹の固まりが残っているとその部分が上手に仕上がらないことがあるので、しっかりほぐします。

    また、麹の糖化が最も活発に進む温度は、55~60℃。
    お湯の温度が60℃よりも高いと、麹菌が死んでしまうので、慣れないうちは必ず温度計で温度を測ることを強くおすすめします!



  5. 炊飯器内の温度を測り、55~60℃になったら、釜に濡れふきんをかぶせてフタを少し開けた状態にして、約6~7時間保温します


  6. ※私の使っている炊飯器(タイガー製)は、濡れふきんをかぶせてフタは少し開けた状態が、55~60℃を保てていました。
    炊飯器によって、保温モードにした時の器内の温度が違うので、最初はフタを開ける角度など色々試して、温度を保てる状態を見つけてください。

    保温機能が高い炊飯器は、蓋を閉めないで、濡れふきんをかぶせるだけでいいものもあるみたいです。



  7. 甘酒の完成!
  8. 保温から6時間が経過したところで、一度状態を確認します。
    麹が柔らかくねっとりとして、甘い香りがしていたら完成です。



    容器に移し替えて、冷蔵庫で保管します。





甘酒の飲み方

1. そのまま飲む!

甘酒を薄めずお鍋などで温めて、そのまま飲みます。



私は、疲れて甘いものが欲しいなーと思った時に、温めてそのまま飲んでいます。

ブドウ糖に分解されたお米のでんぷんのやさしい甘さにほっこりするし、お米の粒をよく噛みながら飲むと、さらにじわじわ甘みが増して、疲れが吹き飛びますよ!

砂糖いっぱいのお菓子よりも、断然健康的です!


2. 2~3倍に薄めて飲む

麹の甘みが濃縮されているので、ちょっと濃すぎるかな?という場合は、
お好みでお湯を2~3倍入れて、薄めて飲みます。



夜更かししていて、ちょっと口さみしくなった時にもぴったり。


甘酒の保管方法と賞味期限

冷蔵庫で保管

甘酒を冷蔵庫で保存した場合の、賞味期限の目安は5日~1週間

それ以降は日数が経過するにつれて、だんだん黄色く変色し、味も酸っぱくなってきます。

また、栄養豊富な甘酒は、人間だけでなく雑菌も大好物!
ブドウ糖をエサにして、雑菌が繁殖しやすくなるので、早めの消費が一番です。


雑菌の繁殖を防ぐために、作って1週間ほど経った甘酒を、
鍋で沸騰直前まで温め直す『火入れ』 という方法がありますが、消化酵素や麹菌、ビタミン類などは熱に弱いので、加熱することでせっかくの甘酒効果がなくなってしまいます。


なので、甘酒をたくさん作った時など、すぐに飲み切れない!という場合は、冷凍保存がおすすめです👇


冷凍庫で保存

甘酒を冷凍庫で保存した場合の、賞味期限の目安は約3ヶ月

冷凍しても、栄養素や味には影響ありません。
また、雑菌の繁殖も抑えられるので、長期の冷蔵保存より衛生面も安心です。


冷凍する場合は、甘酒を製氷皿に入れておくと、あとで飲む分だけ解凍しやすくなります。
または、ジップロックに入れて平たくした後、割り箸で筋を付けておくと、使う分だけパキッと折って解凍できますよ。



さいごに

美味しい甘酒作りで最も大切なのは、なんといっても温度管理!!

スイスでは、麹自体手に入りにくくてとっても貴重なので、
絶対無駄にできない!!という思いで、甘酒を作るときは温度管理はめちゃくちゃ気を遣ってるのですが、
友人の体験談で、炊飯器のフタをしめたまま保温したために、温度が上がりすぎてダメにしちゃったという話を知っています(T_T)


ちなみに、温度が高い状態(60℃以上)で保温されると、甘酒の味は酸っぱくなります。
栄養素もほとんど死滅してしまいます。

逆に、温度が低い状態(50℃以下)で保温されると、甘味があまり出なくなります。
また、米麹の粒の固さが残った、歯ごたえの悪い仕上がりになってしまいます。


ほっこりと甘く、美味しい甘酒ができた時の感動はひとしお!!
温度さえ間違わなければ、あとは基本的には放置しておくだけでできるので、実はとっても簡単。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 


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