ほわ~っと漂う、甘くスパイシーな香りが特徴的なホットワイン。
ドイツ語で、Glühwein ( グリューワイン ) と呼ばれるホットワインは、スイスやドイツ、フランスのクリスマスマーケットでお馴染みのドリンクですよね。
適度なアルコールとスパイスの効果で、体を芯から温めてくれるので、寒~いドイツやスイスの冬に飲む物として、とても理にかなっています。
そんなホットワインを家でも作ってみたい!というあなたのために、今回は、スイスの家庭で飲まれている、とっても美味しいホットワインの作り方を、
紹介したいと思います!
美味しいのはもちろん、体がほこほこ温まって夜もぐっすり眠れる、そして簡単にできる!一押しのレシピですよ(^^)
ホットワインの作り方!2 つのコツで本格的な味が家庭で実現!
ホットワインのレシピ ( 4 人分 )
材料

- 赤ワイン 1 本 ( 750 ml )
- 水 200 ml
- カルダモン 6 粒
- クローブ 6 つ
- スターアニス ( 八角 ) 4 つ
- シナモンスティック 2 本
- アニスシード 大さじ 1
- オーガニックオレンジ 1 個
- きび砂糖 大さじ 10
作り方
- スパイスを下準備します。
カルダモンは中身を取り出し、シナモンスティックは軽く砕いておきます。 - オレンジときび砂糖以外の材料を鍋に入れ、火にかけます。
弱火で沸騰する直前 ( ぐらぐらしてきたら OK ) まで温めます。 - 薄切りにしたオレンジを加え、弱火で沸騰させない火加減で、約 15 分煮出します。
- 味見をしながら、砂糖を大さじ 1 ずつ入れ、好みの甘さに仕上げます。
私はワイン 1 本に対して、大さじ 10 入れています。 - 目の細かい茶こしで、スパイスを漉します。
- 完成!






スパイスのいい香りが、部屋中に漂います(*^^*)
余ったら、保存は冷蔵庫で。
飲むときに温めなおして、2 ~ 3 日で飲み切ります。
本格的な味にする 2 つのコツは?
基本的に、火加減 にだけ気を付ければ、材料を鍋に入れるだけで、簡単にできるホットワイン。
ですが、材料の選び方を間違えると、
残念な味になってガッカリしてしまうことも・・
そこで、本格的な味にするために、 2 つのコツを見て行きましょう。
1. 赤ワインの選び方
ワインひとつとっても、色々な産地がありますが、赤ワインの産地は、ドイツ産かスイス産がオススメ!
ぶどうの品種は、その土地の気候によって違います。
冬にホットワインを飲む習慣のあるドイツやスイスは、寒冷地域。
その気候に適したぶどうの品種と製法 で、赤ワインが作られています。
ドイツやスイスの赤ワインは、
どちらかというと、やや軽めの辛口で、どことなくフルーティな味わいが特徴。
これが、ホットワインに適しているというわけです。
産地さえ選べば、高価なワインでなくても、大丈夫(^^)v
あとは、スパイスのブレンド次第で美味しくできます!
ちなみに私は、1000 円以下で買える赤ワインを使っていますが、満足していますよ。
2. スパイスの選び方
風味のあるホットワインにするために、ホールスパイスを用意すること!ホールスパイスを砕いたときに出る、あの異国情緒の漂う濃厚な香りが、ホットワインには必要なのです。
パウダーものとは、香りが全然違います。
また、レシピに使われているスパイスで、苦手なものがあったとしても、
複数のスパイスを混ぜることでうまく調和されるので、
まずはアレンジせずに、一度このレシピで作ってみてください。
実は私は、八角やクローブは、単体では好きではないのですが、ホットワインには必ず入れます!
それぞれ個性の強いスパイスですが、ワインに入れることで、それぞれが調和しあって、深みのあるとてもいい味になりますよ。
ホットワインに使うスパイスは、スイスにお住まいの方は、
大手スーパー MIGROS や COOP の調味料コーナーで手に入ります。
また、このブログは、日本から読んで下さっている方もいらっしゃいますので、
お近くのスーパーで取り扱っていない場合は、ネット通販で手に入りますよ。
さいごに
ちょっと手間はかかるように思うかもしれませんが、作ってしまえば意外に簡単!?と、拍子抜けしちゃうはずです。
今年の冬は、寒波なんて怖くない!
ホットワインで、体の芯から温まる感覚を、体感してみてくださいね♪