スイスで迎える初めての冬、
慣れない雪道でしょっちゅう滑っては、恥ずかしい思いをしていた私・・(^^;
でも、スイス人で滑っている人って、あまり見かけたことがないのです。
・・なぜ!?
―――実は、雪道には雪道の歩き方というものがあったのです!
雪道を歩くときは普段より慎重になるものですが、
いくら注意していても、普通の道と同じように歩いていれば滑ってしまいます。
そこで今回は、スイス人直伝!
雪道で滑らない歩き方 4 つのコツを紹介したいと思います。
この歩き方を身につければ、
もう雪道を歩くときビクビクすることは、ありませんよ(^_-)-☆
雪道の歩き方!滑らないための 4 つのコツ
- 体の重心は中心に保つ
- 足の裏全体をつけて歩く
- 足の拇指球に力を入れる
- 小さな歩幅で歩く
一つ一つ、詳しく説明していきますね。
体の重心は中心に保つ
まず、大切なことは、体の重心は、常に中心に保つこと。
足元に注意しようと、前かがみになりすぎると、
足を蹴り出すときに、体のバランスが崩れて前に滑ってしまいます。
体の重心を中心に保って、
足を体の前に出すようにして歩くと安定しますよ。
足の裏全体をつけて歩く
普通に歩く時は、足のつま先を蹴り出して、踵 (かかと) から着地しますよね。
実は雪道では、これが滑る原因になってしまうのです。
つま先や踵だけなど、足の一部から地面に足を着くと、
靴と地面との摩擦が少ないので、滑りやすくなるのです。
そこで、雪道を歩くときには、
足の裏全体を地面につけて歩く のがポイント!☝
雪の上に、靴全体の跡がきれいに残る のが目安です。

足の拇指球に力を入れる
足の拇指球 (ぼしきゅう) 、どこにあるか分かりますか?足の親指の付け根、ポコッとふくらんだところです。

足の裏全体で、地面を踏み入れた時に、
この拇指球に力を入れることで、しっかり体が安定します。
これは、実は私もいまだにその効果に驚いています!
というのも、雪道はもちろん、
実は普通に歩くときにも、拇指球を意識すると体が安定するんです。
今までよく滑っていたのは、
雪道だから足元に気を付けなきゃ!と、
足全体に、余分な力が入ってしまっていたからというわけでした🐧
小さな歩幅で歩く
4 つ目のコツは、小さな歩幅で歩く こと。大きな歩幅で歩くと、足を高く上げるので体の揺れが大きくなって、
バランスを崩しやすくなります。
小さな歩幅で丁寧に歩くことで、滑る危険性が大きく減りますよ。
雪道の歩き方はプロに学ぶ!
実は、スイス人のお友達に、“雪道での歩き方のコツ” を聞いたときに、一言目に出たのが・・・、
「雪道の歩き方は、ペンギンから習うのよ!」
最初は、スイス人お得意のジョークだと思ったのですが・・・
実際に ペンギンの歩き方 を観察してみると、なるほど!です。
足の拇指球に力を入れているかどうかは、
さすがに分かりませんが、確かに滑らない歩き方をしてますよね。
困ったときは、その道のプロに学ぶのが一番、というわけだったのです。
まとめ
最後にもう一度、雪道で滑らない歩き方の4つのコツをまとめると、
- 体の重心は中心に!
- 足の裏全体をつけて歩く!
- 足の拇指球に力を入れる!
- 小さな歩幅で歩く!
雪道を歩く時に、「あれ?どうだったかな?」と思ったら、
ぜひペンギンを思い出してみてくださいね。