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3.122017
森へ行く前に!マダニ対策を忘れないで ~ 服装・グッズ・応急処置の方法
自然豊かなスイス。
暖かくなってくると、森や高原へハイキングに行く機会も増えてきます。
そこで注意しないといけないのが、マダニ‼
スイスに生息するマダニには、
- FSME (=Frühsommer- Menigoenzephalitis の略) 「初夏脳炎」
- Lyme-Borreliose 「ライム病」
この 2 種類、ウイルス媒介の危険があります。
特に注意が必要なのは FSME で、マダニに噛まれてウイルスに感染すると、約 24 時間後から発熱、吐き気や下痢や、頭痛や筋肉痛、湿疹、麻痺などの症状が出てきます。
マダニに噛まれたら必ず感染するわけではないですが、最悪の場合、神経障害などを起こして死に至ることもあるので、油断はできません。
そこでこの記事では、
マダニから身を守るための服装と道具、そしてマダニに噛まれたときの応急処置の方法をまとめました。
マダニは、温かくて湿った場所を好むので、雨の多い春先や秋口にかけて活動が活発になります。
無用な心配を防いで楽しいお出かけにするためにも、準備を万端にしていきましょう!
マダニ対策は予防から!服装・グッズ・応急処置の方法
マダニから身を守るための服装

- 帽子、長袖、長ズボン、靴下、甲の高い靴 (もしくは長靴) 、手袋 (または軍手) を着用する
- 単色の明るい色の服を着る
・・マダニが付いた時に、発見しやすくなります。 - 上着はナイロン製など、ツルツルした素材のものを着る
・・服にマダニが付いたときに、取り除きやすくなります。
マダニから身を守るための道具・方法
- 虫よけスプレー(忌避剤)を使用する 薬局で手に入ります。
- 森林や山林から出た後、全身をチェックする マダニは、動物の皮膚の中で特に、血行がよくて温かく湿った場所を好みます。
- ピンセットを応急処置セットに入れておく マダニに噛まれたときは、すぐに医療機関にかかった方がいいのですが、
完全に忌避することはできないですが、付着を減らす効果は確認されています。
汗の溜まりやすい、耳の後ろ、首~肩、わきの下、ひじ、お腹、脚の付け根、ひざの裏、おしりなどを重点的にチェックしましょう。

レジャー時では、病院が近くになかったり、週末で閉まっていたりすることも・・。
そんな時も、ピンセットがあればマダニを取り除くことができます。
マダニに噛まれた時の応急処置
いくら予防対策を万全にしていても、マダニに噛まれてしまうことがあります。マダニが皮膚についているのを発見したら、
本当は、病院で取り除いてもらって、洗浄・消毒してもらうのが一番なのですが、
すぐに病院に行けない時は、ピンセットを使って応急処置ができます。
爪などで無理に引き離そうとすると、
マダニの口器が皮膚の中に残って、化膿することがあるので、絶対にやめてくださいね!
ピンセットを使ったマダニの取り方は、こちらの動画が参考になります。
英語のサイトですが、とても分かりやすいですよ:
自分で処置をした場合も、
念のために、早いうちに医療機関にかかってくださいね!
さいごに
ちなみに、スイスのマダニ生息情報は、こちらのサイトで確認できます。リンク先の上の地図は、FSME (初夏脳炎) 、
下の地図は、Lyme-Borreliose (ライム病) を媒介するマダニの分布図になっています。
ぜひ、お出かけ前にチェックしてくださいね。
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