海外生活で恋しくなるのはやっぱり日本食。

スイスでも、昔よりは日本の食品が手に入りやすくなったとはいえ、まだまだ高価だし、種類も限られているのが現状です。

そこで、「できるなら・自分で作ろう・日本食!」
ということで今回は、納豆を手作りする方法を紹介します。

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手作り納豆は、道具の殺菌と発酵温度 がカギを握っています。

きちんと手順を踏んで説明しますので、初めて!という方はまずじっくり作り方をシミュレーションしてから、取り組んでみてくださいね。

美味しくできた時は喜びもひとしおですよ♪


 


納豆を手作り!市販の納豆から増やす方法

準備するもの

  • 乾燥大豆 200g ※ビオショップで手に入ります。
  • 市販の納豆 大さじ 1 ( 納豆 10 粒程度 ) ※冷凍して解凍した納豆でも大丈夫です👌

◆道具
  • せいろ、もしくは圧力鍋
  • 大豆を発酵させる容器 ※大きくて平たいものがオススメ
  • キッチンペーパー 2 ~ 3 枚
  • お寿司用の まきす
  • 小皿 ※納豆液を作るのに使います
  • スプーン
  • サランラップ

◆保温に使うもの
  • 発泡スチロールの箱、もしくは木箱
  • バスタオル 3 枚
  • 沸騰したお湯を入れた鍋 ※お湯は 7 ~ 8 時間毎に交換
  • 温度計

大豆を発酵させる容器ですが、私はラザニアを作るときに使うような耐熱皿を使っています。

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作り方

  1. 大豆を洗って漬け置きします。
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    虫食いや水の表面に浮いてくる豆は取り除きます。
    漬け置きは大豆の 3 倍の水を入れて、冷蔵庫で 12 ~ 18 時間おいてふっくら戻します。

  2. 大豆を蒸します。
    せいろなら 4 ~ 5 時間、圧力鍋なら加熱後、約 40 分。
    豆の色が茶色くなって、指で押してつぶれるくらいの柔らかさになっていたら OK です。

  3. 道具を熱湯殺菌します。
    大豆が蒸しあがる頃に、耐熱皿、まきす、スプーンを熱湯殺菌します。

  4. 納豆菌液を作ります。
    小皿に市販の納豆を入れ、熱湯 50 cc を入れてスプーンでよくかき混ぜて、納豆菌液を作ります。

  5. 耐熱皿にキッチンペーパーとまきすを敷きます。

  6. 蒸し大豆に納豆菌液をかけます。
    蒸しあがった大豆をいったんザルに入れて水気を切り、耐熱皿に移したら納豆液をまわしかけます。
    大豆は 3 層以上重ならないように。納豆菌が全体に行き渡らなくなってしまいます。

  7. 大豆にサランラップをかけて、フォークで数ヶ所穴を開けます。
    これは、空気の通り道を作って大豆から出る水分を逃すためです。

  8. 発泡スチロール、もしくは木箱に入れて保温します。
    私は、ワインの入っていた木箱を使っています。
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    底にバスタオルを敷いて、沸騰したお湯を入れた鍋と蒸し大豆、温度計を入れたら、バスタオルで包みます。
    お鍋のフタは半開きにして、木箱に蓋をしたら更にバスタオルで包みます。

  9. 約20時間発酵させます。
    納豆の発酵が進む温度は、37 ~ 38 ℃。
    7 ~ 8 時間ごとに温度計を見て、温度が下がっていたらお湯を入れ替えます。

  10. 20 時間後、完成!
    豆の表面が白くなっていたら成功です!
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  12. 容器に小分けして冷蔵庫で 1 晩寝かせて、熟成させます。
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出来上がった納豆の保存について

小分けした納豆は、冷蔵庫で 2 日目から食べられます。
美味しく食べられるのは、2 日目 ~ 5 日目くらいまで。

それ以内に食べきれない場合は、冷凍庫で保存をおすすめします。
冷凍庫なら、約 1 ヵ月保存できます。



オススメ!納豆パスタ!

出来上がった納豆は、そのまま白ご飯のお供に食べてもいいのですが、
せっかくなので、私のお気に入りの食べ方を一つ紹介します。

納豆パスタ ~柚子こしょう風味~
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めんつゆを薄めたものとゆずこしょうを溶かして火にかけ、
茹であがったパスタを絡めます。

かつおぶしとタレで味付けした納豆、スプラウトを載せて、いただきます!
ほっこりした気分になる、和風パスタです(*^^*)



さいごに

日本にいたら、そもそも手作りしようという発想すら浮かばないかもしれない納豆。

今までは納豆は特別な時だけ・・とセーブしながら食べていたあなたも、手作りなら一度にたくさんできるし、毎日心置きなく食べられますよ♪

ぜひ作ってみてくださいね。

 

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